いさぎよく 春の桜は 去りゆく冬の 遠くなる背を 追いかけるように ...

白だしの横に浅漬の素を おいてはいけない おいてはいけない 歯磨き粉の横...

拙くてもいい 笑われてもいい こんな自分から生まれたものだから 気づいて...

追われ追う 蝶をしりめの 法師蝉

真っ青な空と 真っ白な雲と 真っ黒な 川遊びの子供たち 今年もお山の ふ...

ビタミンB1、ガッツリ摂るよ 今夜のメインは豚のしょうが焼き スタミナ満点...

今夜は雲はまばらな様子 天を横切るせせらぎを愛でるには この町の夜空は明...

こんなにも小さな鮎たちがのぼってゆく あんなにも激しい流れの中を 身の丈...

金色の翼を広げ 夏とともに 北へ 北へ 親から子へと 子から孫へと 命を...

その顔がまだ 目の奥にあるうちに 記録しろ モンタージュ どんな目 ど...

その幹にも 繁る青葉にも 冬の枝にさえも 人は思い出す 咲いて美しく 舞...

少し回り道 ちょっと寄り道 少しだけ ちょっとだけ それだけで 何かに...

悲しいのは 散ることでなく 貴方の瞳が 曇ること 寂しいのは 残されるこ...

なんとなく ぼた餅を買いました なんとなく 目について 迷ったけど ひと...

牡丹の花は花ざかり 桜の花ももう蕾 柏の青葉はまだ先か 蓬(ﾖﾓｷﾞ)の...

その名を知らぬ者も稀(ﾏﾚ)でしょう でも歩みを止める者も稀でしょう 路傍...

ほら人が来たよ 静かに静かに 歌うのやめて チャッチャッチャッ やっとい...

色白で 艶やかで 見かけはクールで角も立つ だけど 癖もなくて 優しくて...

鷹は飛び立った 荒野(ｱﾚﾉ)に立つ枯れ木の上から シャッターを切った 空...

北風の吹き始めた頃でしょうか この公園に三脚を据える人達の姿を いつも目に...

閉じてみて、貴方の瞳を 開いてみて、貴方の片目を 片目で見て、暮れてゆく...

やがて来る 雪の季節 知らないのか 知らないふりか 枝を鳴らし 吹く北風...

陽が沈む頃 暗くなる頃 カラスがお山に帰る頃 風が騒ぐ頃 寒くなる頃 工...

急がなくちゃ もう帰らなくちゃ 靴が ドレスが 従者が 馬が 消えちゃう...

写真を一枚送ります。 新しい部屋からの景色です。 大きな大きな山の麓です...

貴方はいつも空ばかり見ていた 私はいつも水面ばかり見ていた 貴方の空に雲...

メーデー メーデー 領空侵犯 強敵出現 侵攻中 メーデー メーデー 夕闇...

夏の子はたぶん目立ちたがり屋さん だから煌びやかに賑やかに この時こそと燃...

はだかの土手は寂しかろ 植えてみた桜の木 一本桜は寂しかろ 植えてみた彼...

衣被ぎ(ｷﾇｶﾂｷﾞ)の 雲の透き間から 覗く様 愛らしや 隠してなお ...