詩(ポエム)
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苛まれ
作: miwanoko
- カテゴリ:未分類
- 投稿日:'12年12月30日 00:24
- 表示回数:83回
- 総合評価:1
- この詩(ポエム)へのコメント:1件
疲れていたんだ
ひどい眠気に襲われて
眼を閉じた ただそれだけの事なのに
眼を開けたら別の世界
時にさ迷いて
小一時間にも満たない時間を
私ひとり旅していた
一度の時間旅行ともいえる旅路の果てで
何かを得られたのか 或いは棄ててしまったか
望まない選択を 人はするものだけど
選択のない選択も 少なからずあり得て
それは恐らく、眠る時に起こりうる
暗い場所から 明るい場所に
移りしも 瞼は重く
にわかに開いた瞳では
眩き光に遮られ 新たな世界は覗けない
だから再び目を閉じた
見えない世界にいては 事を成すには困難を伴う けれど
光差す世も 闇包む夜も
生きるは同様に難しい
目を覚まし気付いた一つの事
意識が途切れる前に飲んだコップの水
底に少し溜まったものは
今は残らず 乾いていた
※この詩(ポエム)"苛まれ"の著作権はmiwanokoさんに属します。
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この詩(ポエム)へのコメント (1件)
bbman
読み終えて「独創的」と思いました。
「望まない選択を 人はするものだけど
選択のない選択も 少なからずあり得て
それは恐らく、眠る時に起こりうる」ここが、「深い」気がしました。
「生きるは同様に難しい」本当ですよね。生きるのは難しいですよね。
作者
miwanoko さんのコメント
去りとて、人は老いるけど