詩(ポエム)
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幽体
作: 月ヶ瀬 希奈子
- カテゴリ:悲しみ
- 投稿日:'13年8月9日 22:36
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空を見上げ 昇る 昇る
君が隣に居たのなら
こんなに涼しい風でさえ
僕の体で遮れたのかもね
「君」と呼べる人なんて
いないけれど。
嘘をついても 悲しくない でも
ひとりは ひとりは 寂しいよ
死ぬときくらいは
傍にいてよ
誰でもいいよ 誰でもいい
風になっても僕は孤独
僕の空っぽな頭の中
かつては何が詰まっていたの?
思い出せない? 何もない?
この手を、この手を、誰かとって
あの空を、誰か、掴んでくれ
生きてみたかった
死ねないや
※この詩(ポエム)"幽体"の著作権は月ヶ瀬 希奈子さんに属します。
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作者
月ヶ瀬 希奈子 さんのコメント
ある幽体のお話。