詩(ポエム)
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ぼやけた世界で
作: 月ヶ瀬 希奈子
- カテゴリ:応援歌
- 投稿日:'13年10月19日 19:26
- 表示回数:487回
- 総合評価:1
- この詩(ポエム)へのコメント:2件
最後に泣いたのはいつだっけ
気付けば消えていたんだ
本物の、僕の表情
この世界は、目を凝らせど
見えないことが多すぎて
歩いても 歩いても
目の前が見えなくて
互いにふらついて
ぶつかって転んで また
互いにぶつかって
要は皆そういうことだろう
だから傷つき傷つけ合うんだろう
だけど痛みに耐え切れなくなって
歩くのをやめてしゃがみこんだら
次に立ち上がるその時に
足が鈍ってしまうから
そうやって頑張っていつでも君は
歩き続けて歩き続けて
ねぇ、君は気づいてるの?
君の足が傷だらけなことに
歩けなくなるまで頑張らないでよ
少しなら座ってもいいんだよ
ボロボロになってしまったら
かえって回復に時間がかかるでしょ?
一人で休むのが怖いなら
隣に座るからさ
そしてまた立ち上がりたくなったなら
手を貸すから、ほら
一緒に歩こう。
この世界は、目を凝らせど
見えないことが多すぎて
最後に泣いたのはいつだっけ
でも今日は泣いてしまいそうだ
※この詩(ポエム)"ぼやけた世界で"の著作権は月ヶ瀬 希奈子さんに属します。
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この詩(ポエム)へのコメント (2件)
snow_pocket
なかなか長い作品は難しいのですが(自分では)、長さを感じさせないこの作品から伝わって来る情景が、読み進めるうちに体中に広がって行くようなイメージでした。・・・でも、ボロボロになっても、死が待つその時まで、歩き続けるのも、また人なのかもしれませんね。
月ヶ瀬 希奈子
>snow_pocketさん
素敵なコメントを有難うございます。
詩に込めた思いを
感じ取って頂けたようで幸いです。
困難と分かっていても
歩き続ける…そんな人にこの詩の思いが伝われば、
そう思って書いたものです(*^^*)
作者
月ヶ瀬 希奈子 さんのコメント
じつはいつでも目隠し状態。
100%なんてありえない。
生き物はいつか死ぬ、という事実以外は。