詩(ポエム)
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飛べない小鳥
作: 今日の日は
- カテゴリ:悲しみ
- 投稿日:'16年6月10日 20:45
- 表示回数:286回
- 総合評価:1
- この詩(ポエム)へのコメント:2件
私は5羽兄弟の末に生まれた。
「とんで、とんで。」と親は言う。
私は羽をばたつかせ、親は微笑んでみている。
「とんで、とんで。」と親は言う。
ちっとも進歩しない私に親は怒りが募り始める。
「とべよ、とべよ。」と親が怒り、
少しは飛べるもすぐ落ちて、
「とべよ、とべよ。」と親が怒り、
結局飛べずに見放され、
巣の中1羽、残された小鳥。
何がいけなかったかわからない。
でも死ぬ間際にこう思う。
「次はとべる鳥になりたい。」
※この詩(ポエム)"飛べない小鳥"の著作権は今日の日はさんに属します。
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この詩(ポエム)へのコメント (2件)

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USBI7731 さん
こんばんは
とても切なくこの詩を拝見させて頂きました。
今の親子さんたちは自分の子供が少しでもよい大学までいけるようにと小さい時から英才教育をしています。
飛べなくともこの鳥はこの鳥なりのよい素敵なものをもっていたと思うのですが、子供達の英才教育と格差の問題が日増しに大きくなってきているようで、文明って人の心を変えてしまうのかと思うむーです。
今日の日は
>>むーさん
こんな詩にコメントしてくださってありがとうございます。道端で鳥が飛べずに地面でバタバタしているのを見て思いつきました。
自分も同じような考えを浮かべながら脳内で考えていたのでこのようなコメントをいただきありがたいです。ありがとうございました。
作者
今日の日は さんのコメント
急に思いついたものを書き綴ったものです。
初投稿なのでそこのところよろしくお願いします。