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詩(ポエム)

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嚥下

作: 空箱

水面に浮かぶ黒雲
と 誰かが 覗き込んでいるのか
大きな影が水底を覆う

私もそちら側へ行きたい
体を くねらせてみる
上昇と浮遊 墜落
力など及ばず
及ばせず

時々降り落ちてくる 餌
誰かの気まぐれがアトランダムに
私たちは全てをかなぐり捨てて
その時だけに泳いだ
そして泡を吐いた
代わりに水を呑み込んで

そうやって 命を切り出して
命を延ばす為に遣ってきた

溜まっていく水の沁む肺は
小刻みに痙攣していて けれど
決して咳込むことは許されず
近くの心臓を時折共振させる

その痛みは 不適合者の証だ
そしてきっと 死線は近い
ならば

だらりと揺らしたままの 腕と脚
証を代償に 滅茶苦茶に振り乱せば良い
掻き開いた口は 水を砂を飲み呑み
胸の中の震えを絶頂に向かわせど

覗き込む誰かの影を道とし
其奴の眼窩に指を掛け 水面を突き破れ
其奴の四肢を踏み拉き 水底へ沈めろ

そして 吐き出した泥に
サカナの群がる様を見るのだ

黒雲の上に立つ時
漸く 肺は空になる
そこに 痛みはあるか

※この詩(ポエム)"嚥下"の著作権は空箱さんに属します。

作者 空箱 さんのコメント

過呼吸と酸欠が同居している。

この詩(ポエム)の評価
評価項目評価数
タイトルいい 1
合計 1
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この詩(ポエム)へのコメント (2件)

__

'17年8月24日 10:43

この詩(ポエム)を評価しました:タイトルいい

空箱さん
 おはようございます

>水面に浮かぶ黒雲
>と 誰かが 覗き込んでいるのか
>大きな影が水底を覆う

>私もそちら側へ行きたい
>体を くねらせてみる
>上昇と浮遊 墜落
> 力など及ばず
>及ばせず

 詩を全部拝読させて頂きもう一度読み替えした時、抜粋させて頂きました冒頭にそうか…と納得できました。

 その苦しさは言葉では多分言い表せないもがきがあったのではないかとこの詩から推察します。

 それは後半に書かれた激しい文面からとても強く伝わってきました。

 暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年は天候の不順に振り回されて夏が終わりそうですね。23日はもう処暑…

 時節からくれぐれもご自愛くださいますように。

空箱

'17年8月27日 16:21

むーさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

再帰してお読みいただきましたこと、とても嬉しく思います。

言葉で表せないものを、詩という媒体を通すことでお伝え出来たのだとしたら
今作は詩として成功しているのだと考えたいところです。
そして、感じ取っていただけたむーさんに感謝致します。

ほんとうに、天候の不安定な頃ですね。
むーさんもどうぞご自愛くださいますよう……

いつもコメント頂きますこと、重ねてお礼申し上げます^^*

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