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詩(ポエム)

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マリオネット

作: 夏蝶

ふと我に返る

身体を動かそうとしても思うように動けない

自分の体が糸で雁字搦めになり
吊るされていることに気づく

辺りを見渡すと
四方八方になじみ深い顔の人形が
張り巡らされた糸に吊るされている

目を凝らすとその人形たちと
見えないほどの糸で私は繋がっていて
その糸は馴染んでいて違和感もない

どうやら
私が思うように動けないのは
周りの人形と全身に纏わりつく糸が
互いに引っ張りあっていたせいのようだ

それでも動こうとすると
糸が軋むような音を立て
周りの人形に睨まれる

だが、私に絡みつく糸はそれだけではない
さらに無数の糸が私を縛り付けている

その中でも強く私を縛る糸が幾つかある

その糸を引っ張ると
無数の名も知らぬ人形たちから
凍てつくような蔑視を浴びる

この無数の糸と人形を束ねているのは誰なのか?
神様だろうか?

その糸を手繰っていこうにも
無数の人形と糸で果ては見えない

人形から糸へ、糸から人形へ
遥か昔から現在まで繋ぎ、紡がれた
まさに呪縛のような糸

それらの糸が
善かれ悪しかれ、幸か不幸か
私の全身に絡みついている

何ということだ
わたしは

それらの糸にいざなわれるように

定められたあちらこちらと
用意された笑顔と涙の間を
右往左往するだけ

何もかもを自分で選び
動いているつもりでいただけ

もはや今となっては

この手が掴んだモノが
本当は誰が望んだモノで

この足でたどり着いた場所さえ
誰が動かしたのかもわからない

わたしならざる私に
踊らされるわたし

張り巡らされた虚実の糸に
縛られながらも生かされるわたし

意図するか否かに関わらず
どれが自由意志かも見抜けず

糸に動かされる私を
もはやわたしと呼べるのか?

この舞台は

絡みつく糸とジレンマに懊悩することもなく
身を任せたモノが笑う人形劇

最期の糸が切れるその瞬間まで
道化であることを余儀なくされた人形劇


誰が書いたとも知れない脚本の上で
誰に動かされているとも知らない劇の中


登場する名も無き人形たちが

これこそ私の選んだ“最高の人生”だと

我が物顔で口々に宣い
消えゆくこの劇は


『人類』という題名のマリオネット。

※この詩(ポエム)"マリオネット"の著作権は夏蝶さんに属します。

作者 夏蝶 さんのコメント

人間関係、社会(文化)、遺伝子(人間のメカニズム)、etc♪

さぁ、あなたは自分を操るどれだけの糸に
気づけるでしょう?向き合えるでしょう?


それは全てあなた次第であり
この壮大な劇で踊るとはどういうことでしょうか♪



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