詩(ポエム)
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薄暮
作: end123
- カテゴリ:優しさ
- 投稿日:'19年10月9日 17:57
- 表示回数:133回
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後悔なんてない 朝焼けがそう言った
慰めがほしいの 夜の空がそう言った
石畳の帰り道
時代錯誤の港町
ここが居場所
ここが墓所
なんてくだらない韻踏んで
踏ん張った靴には穴が開いてりゃ
少年の日々を思い出したい
帰りたいわけじゃない
守るべき暮らしは手に入れたから
薄暮の向こうにホタルみたいな船の灯りが
今日もひとつ
ふたつ
みっつ
紫色の空には
冷たい風が
今やシャツ一枚で強がれる歳でもない
走る
駆ける
飛んで跳ねて
積み重ねた月日は体から力を奪っちまった
額も後退してきたかな
だけど
踏ん張って
踏ん張って
靴に穴開くくらい踏ん張れる
その強さは昔はなかった
走る雲
さざめく波
波止場はいつまでも
僕は移りゆく家へ
※この詩(ポエム)"薄暮"の著作権はend123さんに属します。
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作者
end123 さんのコメント
秋も暮れますね