詩(ポエム)
[広告]
不倫妻の懺悔道
作: 杉菜まゆか
- カテゴリ:悲しみ
- 投稿日:'20年6月26日 01:21
- 表示回数:162回
- 総合評価:2
- この詩(ポエム)へのコメント:3件
主人は不倫をしている
これは紛れもない事実
しかも 不倫場所はドヤ街の
安手の木賃宿
その方がかえって目立たないって
あの人らしいわ
でも 私はあの人を攻める資格などない
私が あの人と結婚したのは
変態不倫男から 逃れるためだった
あの男と出会ったのは
二十代なかばの頃だった
仕事にも行き詰まり
将来が見えなくなってきたとき
早朝のファミレスのモーニングタイムで
声をかけてきたのが あの男
「このゆで卵 いかがですか。
僕一人じゃ 食べきれなくて」
朝陽を浴び スポーツシャツを着た
一見さわやかイケメン風
私はあの男に誘われるままに
ついていくことに決めた
あの男の誘いに乗り
私は 密室に行った途端
あの男の態度は 急変し
変態行為を求めてきた
そこから逃れるよう
今の主人と見合いで結婚した
今の主人とあの男
共通点は親しみやすい
一見さわやかイケメン風のところ
私の好みは やはり昔と同じ
家庭持ちの男が 女性とつきあうのは
家族にもいえない秘密をもった男の
発散場所だったかもしれない
不倫道の入口は いつも偽りの優しさ
※この詩(ポエム)"不倫妻の懺悔道"の著作権は杉菜まゆかさんに属します。
[広告]
この詩(ポエム)のURLとリンクタグ
この詩(ポエム)のURL: | |
---|---|
この詩(ポエム)のリンクタグ: |
作者
杉菜まゆか さんのコメント
不倫すると、懺悔道を下るようになりますね。