詩(ポエム)
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キャンディー
作: なみお
- カテゴリ:恋
- 投稿日:'10年3月4日 15:09
- 表示回数:574回
- 総合評価:2
- この詩(ポエム)へのコメント:2件
いつも君の口の中にある
苺味のキャンディー。
甘い香りを漂わせる、
小さくて、赤くて、可愛い、
君によく似たキャンディー。
帰り道、
何かを思い出したように
ポケットに手を入れる君。
僕が不思議そうに見てると、
「あげるっ」
砂糖菓子みたいに笑う
君の小さな手には、
小さな小さな苺キャンディー。
「ありがと(^ω^)」
と受け取り、
包みを開けようとする
僕の手を握り、
「ダメ!
これはあたしのかわり。
寂しくなったら食べてねっ」
そういって「うははっ」と笑う、
無邪気な君が可愛くて。
僕を見上げる小さな君が、
あまりにも可愛すぎて。
ぎゅっ。
僕は思わず君を抱きしめた。
「うあ!?」
とまぬけな声を出す君の、
長い髪から甘い香り。
「ぢゃあ。」
そう言って、
僕は苺キャンディー…
ぢゃなくて、
君の唇を食べた。
…苺味。
赤く頬を染めた君は、
まさに苺キャンディー。
「離れんなよ。」
「うん。」
小さくうなずいて僕の背中に
しがみつく苺キャンディーを、
僕はもう1度強く抱きしめた。
苺キャンディーはキスの味。
君がねだる、
「ちゅう」
の味。
苺キャンディーは
君の味。
※この詩(ポエム)"キャンディー"の著作権はなみおさんに属します。
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この詩(ポエム)へのコメント (2件)
dagg
なみおちゃんへ
かわいくて素敵な構成ですね。(さすがdagg姉の可愛い妹分です)
男の子全てがほしがる「苺キャンディー」ですネ・・
普通の 苺だったら
「採れたての ”なおおとめ” ミルクをかけて頂いて・・
その甘酸っぱい唇を今度はわたしの くちびるに・・」
3〜4回読み返していくとはまってきました。
17〜8歳の可愛らしい乙女の恋心が・・
「離れんなヨ・・!」 「うん・・!」
すご〜く イイ感じ・・!!
dagg姉は今週いっぱい京女を演じています。
作者
なみお さんのコメント
男の子目線で書いてみた♪
こんなふうに愛されたいっすねぇ(-ω-)